ジューンベリーといえば、植木や庭木の販売店グリーンロケット。
 

ジューンベリーとは

学名Amelanchier canadensis
和名ジューンベリー
別名アメリカザイフリボク
属性バラ科ザイフリボク属
原産地北アメリカ
タイプ落葉高木
日照条件日向〜半日陰
耐寒性強い(札幌程度の気候まで植栽可能)
耐暑性強い
耐陰性あり(日陰だと花つき実付きが弱くなる)

ジューンベリーは北米原産で春に白い5弁の細やかな花をつけ、初夏にブルーベリーより少し小ぶりの実をつける木です。
6月(june)にベリーのような実を付けることからジューンベリーと呼ばれています。
ジューンベリーは主にアメリカザイフリボクのことを指しますが、在来のザイフリボクととても似ており、近年ではどちらも含めてジューンベリーと呼ばれることもあります。

ジューンベリーの魅力

四季を通じて楽しませてくれる

シンボルツリーとして植えられている木の中では、花、実、紅葉の三拍子を高いレベルで楽しませてくれる貴重な木と言えます。樹形も自然と揃うためあまり手間がかかることはありません。
逆に公園や商業施設などでは頻繁に利用される樹木ではないため、お庭に一本植えてみるのもよいかもしれません。

ジューンベリーの花

ジューンベリーの花の写真

関東では4月上旬ころに白くて雪のような花をたくさんつけます。小さな株でも割と多く花をつけるため春になると人目を引く木の一つです。

ジューンベリーの実

ジューンベリーの実の写真

熟したジューンベリーの実は濃い紫色ですが、その度合いによって赤〜紫のグラデーションを楽しむことができます。食べてもおいしいですが、その実の美しさも十分目を楽しませてくれます。5月後半〜6月中旬頃に見頃を迎えます。
ジューンベリーは一本で結実します。

ジューンベリーの美しい紅葉

ジューンベリーの美しい紅葉の写真

もう一つの魅力として、ジューンベリーは紅葉も美しい木です。
秋になると真っ赤に紅葉します。紅葉を十分に楽しみたい場合は夏場の西日が当たらない場所に植えるのがおすすめです。

ジューンベリーの代表的な品種

ジューンベリーは近年、果樹寄りの品種を含めてたくさんの品種が登場しているので、それぞれの特徴を考慮し、好みのものを選ぶと良いでしょう。

植木としてのおすすめの品種

ジューンベリーの良さは何といっても植木として見栄えが良いという点だと思います。
ある程度大きくしてシンボルツリーやサブツリーとして選ぶならば、樹形が整いやすい品種がおすすめです。

ジューンベリーの中でも早咲きで花が大きい品種のラマルキー
ラマルキー
ジューンベリーの中でも早咲きで花が大きい品種です。
基本的な性質は原種に限りなく近く見た目では区別はつきにくいですが、原種と比べて樹形は整いやすいです。
原種のジューンベリー
原種
ジューンベリーのいわゆる原種です。
湾曲した癖のある樹形が特徴です。手間をかけなくても旺盛な花と実をつけます。花満開の姿は圧巻です。
ジューンベリーの赤花品種でほんのりピンク色の花が咲くロビンヒル
ロビンヒル
ジューンベリーの赤花品種です。
赤花といってもほんのりピンクの桜色になります。若木の頃は花つきが良くなく成長とともに量を増やします。結実はあまりよくなく実を楽しめないこともあります。樹形は割と端正で、4m〜5mまでスラッと伸びます。流通量は少ないです。
良形のジューンベリーでほうき状に成長するバレリーナ
バレリーナ
良形のジューンベリー品種です。
ほうき状(ほうきを逆さにしたような樹形)になるといわれています。ここ数年の流通量は極めて少ないです。

ジューンベリーの育て方

植え付け場所

ジューンベリーは乾燥に弱いため、極度に水はけのよい土壌はあまり適していません。
土は赤玉土(小粒か中粒)7:腐葉土(またはピートモス):3で配合、または市販の観葉植物用の土を使用するなど、肥沃な土壌にするとよいでしょう。

肥料

ジューンベリーに与える肥料は化成肥料か油粕が良いでしょう。
与えるタイミングは実が落ちて体力を消耗しているタイミングか、葉の色が黄緑色になったりいつもよりも大量に実を付けるようになった場合、適度に肥料を与えるようにします。

気を付けたい病害虫

稀に、夏に葉をすべて食い散らかすアメリカシロヒトリがつくことがあります。見つけ次第、水溶性の殺虫剤スミチオンか市販の家庭用殺虫剤で殺すことができます。

水やり

露地植えの場合

植えつけの際は、しっかりと水ぎめをし、あとは雨に任せるようにします。

植えつけ1年目は、真夏などで2週間雨が降らないような場合、朝か夕方の涼しい時間帯に、できればシャワーノズルを使用してじっとりとたっぷり水を与えるようにしてください。そうすることで土壌の奥深くに水が浸透します。
冬は水やりの必要はありません。2年目以降も水やりの必要はありません。

鉢植えの場合

鉢植えにした場合、土の表面が乾いてきたらその都度水を与えるようにします。

日当たり

ジューンベリーは日向〜半日陰で育てることができます。
ほとんど日の足らない場所でも生育が可能ですが、日当たりが良いほど花つき実つきが良くなります。
また西日にも強い木ですが、西日が当たると紅葉前に葉を落としてしまいます。
これは同じバラ科の桜と同じ現象で、葉を落としたとしても西日で枯れたり、幹焼けしてダメージを受けるようなことはありません。

メンテナンス

樹形を整えるための剪定

庭などで大きくなってきたら剪定をするのがおすすめです。
樹形を整えるだけの剪定であれば、他の枝や幹とクロスしている枝を抜く透かし剪定が良いでしょう。葉が混んでいる原因の枝を、元から切り落とすようにすればできます。
高さを抑えたい場合は、希望の樹高より30cm〜1m下のところから幹をばっさり切り落とします。その際、丸坊主にはせずになるべく小枝を残してあげます。
やがて切り落としたところから柔らかい枝が伸びて、自然と樹形が整います。

また、ジューンベリーは『ひこばえ』という元から幹の子供のようなものが立ち上がってくることがあります。ひこばえは見栄えを損なうのと、本来主幹に行くべき養分が、ひこばえに分散されて十分に行き渡らなくなることがあるため、全て切り落とすようにします。

植え替え

ジューンベリーの植え替えの時期は露地植え、鉢植えともに落葉期(12月末〜3月)が適期です。

露地植えの移植はかなり難しいですが、土を崩さないように根ごと掘り取るようにします。

鉢植えの場合は根詰まりを起こして枯れる可能性があるので、2年に一度のペースで大きな鉢に植え替えるようにします。その際、鉢の形に添って回ってしまっている根(ルーピングといいます)は回る手前まで切り戻します。

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