ソヨゴとは

学名Ilex pedunculosa
別名フクラシバ
属性モチノキ科モチノキ属
原産地日本、台湾、中国
タイプ常緑高木
日照条件日向〜日陰
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性あり

ソヨゴは雌雄異株しゆういしゅという、同じ樹種でもオスとメスに分かれ、メス木のみ実をつけます。
他のモチノキ科同様、真っ赤な実をつけますが、ぶら下がるようにパラパラと実をつけるので、とても上品な印象を与えます。
名前の由来は、葉の形が風にそよぐ(ソヨゴ)ように波を打つような形状をしていることや、実際に風に吹かれると葉っぱ同士がこすれてシャラシャラと他の木にはない音で耳を楽しませてくれることなどと言われています。

ソヨゴの魅力

花、実ともに綺麗な常緑樹

ソヨゴは6月頃に可愛くて白い花を咲かせます。

ソヨゴのメス花の写真
メス花
ソヨゴのオス花の写真
オス花

メスは実をつけ秋〜冬にかけて真っ赤になります。

ソヨゴの実の写真

葉っぱの上にたくさんの赤い実がぶらさがる様子はとても可愛らしく、お庭を明るくします。

ソヨゴの葉の写真

またソヨゴは冬青と書くほど、冬でも葉の青さが美しい植木です。落葉期に赤い実と青い葉がお庭に彩を与えてくれるでしょう。
このように通年葉をつけている常緑樹の中では、花と実を楽しめるものは少なく、かなり貴重だと言えます。

どこでも育てやすく、管理が楽チン。

ソヨゴは耐寒性が強く沖縄〜南東北まで育てることができます。
常緑広葉樹の中では、標高900m以上でも植栽をすることができる貴重な常緑樹です。

また成長がゆっくりで定期的な剪定なども必要ありません。
大きくなりすぎて困るということもないでしょう。

たまに、ソヨゴは10m以上に育つという表記を見かけることがありますが、実際には山奥でほかの木と密集し、光を求めて上に競り伸びながら、何十年もその状態だった話で、ソヨゴは、当社を含めた生産農家が圃場で頑張っても10mに伸ばすことが難しいほど成長が遅い木です。(それゆえに、5m以上のソヨゴ(特に株立ち)はとても貴重だと言えます。)

逆にその分、小さい苗木から大きく成長させるのは大変な時間と技術を要するので、初めから目的に合った大きさのものを選ぶことをお勧めします。

植木のプロに選ばれる木

ソヨゴは造園屋さんや庭師さんが一目置く木。

ソヨゴは植木のプロである、造園屋さんや庭師さんでも「おっ!」と一目置く木です。
生産が難しいソヨゴは独特の爽やかさや高級感をまとい、お庭のグレードをあげてくれます。
実際に多くの造園屋さんによってソヨゴが選ばれ、植えられています。他の樹種との相性が良いことも選ばれる理由の一つでしょう。

ソヨゴの育て方

植え付け場所

ソヨゴは耐寒性の強い木なので沖縄から東北地方南部まで育てることができます。
地植えを推奨していますが鉢植えでも育ちます。
耐陰性の強い木ですので、半日陰くらいまで十分元気に育ちます。もちろん日向でも大丈夫です。
なるべく西日を避ける場所に植えてあげると、葉が黄色くなる葉焼けを防ぐことができます。

ソヨゴの剪定

放任していても樹形が整うため基本的には必要ありません。
内側の枝が込み合ってきたら間引くように剪定をしてあげると風通しが良くなり病害虫の予防につながります。剪定の適期は11月後半から2月頃です。

剪定での注意点は、刈り込み剪定に強くないという事です。刈り込みに強い常緑樹は、刈り込むほどに葉が密に詰まり美しくなりますが、ソヨゴは刈り込み剪定をすると、樹勢が衰えていくように見受けられます。そのため、生垣には向いていません。
ソヨゴは刈り込みをせず、枝を間引くように枝抜き剪定をするようにします。

ソヨゴの剪定前の様子
ソヨゴの剪定後の様子

日当たりと土壌環境

日向から半日陰程度の日当たりを好みます。
土壌は、水はけの良い肥沃な土壌に植えます。心配であれば市販の土壌改良用土を植えつけ時に混ぜ込みましょう。水はけの悪い環境だと枯れる可能性もあります。
また、ソヨゴは肥料を好む木でもあります。水はけが悪かったり、石やガラが多く混入した土壌の場合、樹勢が弱る可能性があります。なるべく土壌環境を整えてあげるようにします。
植え付け後、水やり管理をしていても葉色が黄緑色で深緑にならないときは、化成肥料や油粕を適宜葉の色を見ながら与えてあげると良いでしょう。

ソヨゴの水やりと肥料

地植えの場合、定植後は雨に任せる程度で十分です。真夏など1週間以上雨が降らないようなときは、朝か夕方にシャワー状のノズルでゆっくりたっぷり浸みこむように与えるようにします。
その際、葉に水が当たらないように注意します。
鉢植えの場合は、水切れしやすいため、定期的に水を与えましょう。
ソヨゴは植え付けから2年くらい根が張り出すまでは、葉が黄緑色になったり、冬にオレンジ色のような元気のない状態になったり、ハラハラと葉を落として寂しい状態になることがあります。
根が張り出してくれば、徐々に元気な状態になりますが、化成肥料や油粕などを与えることで根の成長を促進し美観を良くすることができます。

ソヨゴの病害虫について

ソヨゴはほとんど病害虫の心配はありません。 極端に風通しの悪い状態の場合、すす病やカイガラムシが付くことがありますが、めったにつきません。ソヨゴは唯一頂点の新芽にハマキムシがつきますが、防除しないからといって枯れることはありません。成長を遅くしてくれる意味合いもあり、さほど気にする必要はないと思います。

逆に成長させたい場合には、土壌に肥料分を多く含ませ、5月〜9月の間にだらだらと入るハマキムシに定期的に薬剤を散布します。希釈倍数などは薬剤のラベルなどに記載されている希釈倍数を守って散布するようにします。
(おすすめの薬剤:オルトラン)

ソヨゴの実を楽しむ方法と注意点

実がつくのはメス木のみ
ソヨゴにはオス木とメス木があります。
花は雌雄ともに咲きますが、実をつけるのはメス木だけです。
一般的にメス木のみでも風で飛んでくる花粉で受粉し実をつけると言われていますが、心配な場合は近くにオス木を植えると良いでしょう。

実をつけたソヨゴ

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